デザインイノベーションファームTakramのデザインエンジニアである櫻井稔さんの著書「データとデザイン 人とデータのつなぎかた」が出版されました。
櫻井さんとは仕事やプライベートを通じて、デザインとデータについて昔から議論してきた同志のような関係であり、これまでの経験と洞察をまとめられた本書の出版はとても嬉しいことです。大規模なデータ可視化のデザインを扱うプロダクト開発は、技術やデザインだけでなく、統計学、認知科学、さらには経営や情報倫理などの広範な知識が求められる場合も少なくありません。加えて今後発展していくであろうAIを取り入れたデータのデザインを実現するにあたっても、多くの問題が存在しています。本書は、実際のプロジェクトを通してしか知り得ない、このような複雑なプロセスの内面を多数の事例を通して解説し、デザインエンジニアの視点で書かれた貴重な内容となっています。
出版から遡ること半年くらい前、書き上がったばかりの原稿の下読みと校閲の依頼を受け、微力ながら協力させていただきました。
データとデザイン 人とデータのつなぎかた
著:櫻井 稔
ISBN:978-4-8025-1268-8
https://bnn.co.jp/products/9784802512688